開催報告!第15回市民公開講座『この街に生きる この街で老いる』

 

平成26年10月4日(土)、アウラホール(聖蹟桜ヶ丘)にて医療法人財団天翁会主催の第15回市民公開講座を開催しました。

ここ数年の市民公開講座は、認知症や看取りをテーマに「意思決定」や「安心して暮らせる街づくり」について地域住民の皆様と共に考えてきました。今回は、「人とのつながり」「気軽に相談できる場」の大切さと住民参画型の意義について共有することを目的とし、「この街に生きる この街に老いる」を題材としました。

講師は地域医療・ケア実践のトップランランナーであり、住民を巻き込んだネットワークづくりの実践者でもある秋山正子先生と山崎章郎先生。著名な先生のお話を同時に聴けるまたとない機会ということで、230名近い方にご予約を頂き、大盛況でした。

秋山先生は自身が出演されたテレビ番組「プロフェッショナル~仕事の流儀~」のDVDを挿入され、山崎先生は現場の写真をスライドに豊富に盛り込む等、視覚的にも変化に富んだ講演だったため、活動の様子が具体的に伝わり在宅医療やコミュニティ作りに対して初めての方にも理解しやすい内容でした。

  

     訪問看護師 秋山正子先生            在宅ホスピス医 山崎章郎先生

後半のシンポジウムでは両講師に加え、当法人から副理事長の明石のぞみとあいクリニック中沢院長の亀谷学が参加。両講師のお話をふまえ、自分たちの地域では何ができるのか、市民が当事者意識をもって自ら参加することの意義が熱くディスカッションされました。

また阿部市長にも来賓のご挨拶を頂き、多摩地域に密着し長年高齢者医療に携わってきた法人の実績に対し、高い評価とエールを頂きました。

   第二部のシンポジウムの様子。テーマは「在宅ケアを支える市民の力」

 

   阿部裕行 多摩市長                  天翁会理事長 天本宏

後援頂いた多摩市、多摩市医師会、多摩市社会福祉協議会、東京都八南歯科医師会、そしてご参加頂きました皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

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【講師プロフィール】

 

秋山正子(あきやままさこ)

1950 年、秋田県生まれ。1973 年、聖路加看護大学卒業後、産科看護師や看護教員として勤務。実姉の看取りを契機に、1992年から東京で訪問看護に従事する。2001年に株式会社ケアーズを設立し、白十字訪問看護ステーションおよび同ヘルパーステーション統括所長に。2011年に、在宅医療連携拠点事業の一環として「暮らしの保健室」を、東京都新宿区の築60年を超える戸山団地の中に開設する。「30年後の医療の姿を考える会」会長。著書に、『在宅ケアのはぐくむ力』『在宅ケアのつながる力』『在宅ケアの不思議な力』(いずれも医学書院)、『家で死ぬこと、考えたことありますか?』(保健同人社)ほか多数。

【座右の銘】「夢はつねに語ってみるもの。そうすれば、仲間が集い、いつか叶えられる日が来る。」

山崎章郎(やまざき ふみお) 

1947年福島県生まれ 1975年千葉大学卒業、同大学病院第一外科、1984年より千葉県八日市場市(現匝瑳市)市民病院消化器科医長、1991年より聖ヨハネ会桜町病院ホスピス科部長を経て、2005年より在宅診療専門診療所 ケアタウン小平クリニック院長 他に、聖ヨハネホスピスケア研究所所長、日本ホスピス緩和ケア協会理事、日本死の臨床研究会事務局長など、主な著書に「病院で死ぬということ 正・続」(文春文庫)「僕のホスピス1200日」(文春文庫)「河邉家のホスピス絵日記」(共著 東京書籍)「新ホスピス宣言」(共著 雲母書房)「病院で死ぬのはもったいない」(共著 春秋社)「家で死ぬということ」(海竜社)など。