【報告】3月17日(土)稲城市介護予防教室『いつまでも健やかに』

稲城市地域包括支援センターひらおが主催する介護予防教室にて、あい訪問看護ステーション平尾の職員が講師を務めました。

「いつまでも健やかに」と題し、自宅でできる健康管理や介護予防の取り組み、簡単な体操などを1時間半に渡りご紹介しました。

前半は、訪問看護認定看護師の大貫ふみ子が、健康寿命を延ばす方法について、運動・栄養・タバコ・健診の4つの視点から解説しました。

「介護予防とは、要介護状態の発生をできるだけ防いだり、遅らせること。そして要介護状態になっても、その悪化をできるだけ防ぐこと。さらには軽減を目指すことを指します。

日本人の平均寿命は延びましたが、健康寿命との差が問題になっています。平均値では男性は約9年、女性は約12年、要介護の状態で過ごしています」

「健康のためには、まずは運動習慣をつけましょう。運動はうつ病や寝たきり、メタボや動脈硬化の予防など、心身の健康につながります。また、活動するためには正しく栄養を取ることも大切。たんぱく質などをきちんと取り、しっかり噛めるように自分に合った入れ歯を使用する、飲み込む力をつけるなど、口腔機能の重要性について知ることも大切です。予防も含めて、普段から気軽になんでも相談できる、かかり医の先生を持つと安心ですよ」

後半は、理学療法士の佐藤ゆずはが、ロコモティブ・シンドローム(運動器症候群)や生活リハビリの大切さなどについてお話ししました。

「足腰が弱ったなあ、と感じたらロコモの始まりかもしれません。筋肉量が低下しないように、早めの予防が必要です。しかし無理は禁物。例えば私が訪問リハビリで伺っている利用者さんでも、変形膝関節症をお持ちの方などがいらっしゃいますが、足を鍛えなきゃと思ってスクワットをすると、逆に関節摩擦を助長する危険があります。ご自身の体力を知り、疾患特有の注意点を確認した上で、適切な運動を取り入れましょう。

また、転ばないように部屋を片付ける、段差などに気が付くように照明を明るくするなど、家の環境を整えることも意識してみてください」

「そして何より大切なのは、何のために健康でいたいのか?ということ。運動が辛い、何のためにがんばっているんだっけ?なんてことにならないように、自分のお好きなことを目的にしてください。旅行に行きたい、カラオケを続けたい、など何でも結構です。そしてそのために、楽しんで暮らしの中に運動を取り入れてみてくださいね」

講座の最後には、参加者全員で「稲城繁盛節」を踊りました。これは、昔から稲城市民に親しまれてきた盆踊りを、介護予防体操としてアレンジ・開発し、稲城市が推進しています。しっかり腕をあげたり、足を前後に動かしたり、まさに楽しみながらできる運動でした。

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。