【開催報告】『高齢者の心不全』

2018年11月17日(土)天本病院にて※もっと元気が出る講座『高齢者の心不全』を開催しました。

天本病院 院長 舟木 成樹より心不全についての講義と質疑応答を行いました。

心不全とは病名ではなく、心臓のポンプ機能が低下して、全身の臓器が必要とする血液を十分に送り出せなくなった状態のことを言います。心筋梗塞、心筋症などの急性心不全、高血圧、心筋梗塞後遺症などの慢性心不全の2種類に分けられます。心不全の原因として、血圧が高くなる病気、心臓の筋肉自体の病気、心臓を養っている血管の病気、心臓には血液の流れを正常に保つ弁があるが、その弁が狭くなったり、きっちり閉まらなくなったりする病気、脈が乱れる病気、生まれつきの心臓病があり、これらの心臓疾患の終末像が心不全となります。

心不全の症状としては、ポンプ機能の低下から来る疲労感、不眠、冷感や血液のうっ滞から来る息切れ、呼吸困難、むくみなどがあります。治療の代表的な例として薬物治療があります。心臓を楽にする利尿薬、心臓を休ませる交換神経の緊張を抑えるベータ(β)遮断薬、心臓を保護するアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬、アンドステロン拮抗薬、心臓を力づける強心薬があります。

予防は、規則正しい生活、暴飲暴食を避ける、塩分控えめな食事、適度な運動など生活習慣を見直すことが大切です。また健康診断脳ドックを定期的に実施し健康状態を把握しておくことも重要です。

アンケートでは、「現在高血圧の治療薬を使用中ですが、より自己管理をする必要性を感じて塩分にも注意したいと思いました。」「日常の生活を気をつけて暮らしたいですね。がんばります。」「受講することでいろいろな知識を知ることで病気の予防につながると思います。これからも専門的なことを教えて欲しいです。またのチャンスを待っています。」などのご意見を頂戴しました。

ご参加された皆さん、ありがとうございました。

※もっと元気が出る講座とは…あいセーフティネットが市民の方向けに行なっている、健康に関する講座や、住み慣れた地域で最期まで暮らしていくにはどうすればよいかなどを講義する講座。