【開催報告】『生き方、老い方、逝き方』

2019年1月26日(水)天本病院5F会議室にて※もっと元気が出る講座『生き方、老い方、逝き方』を開催しました。

河北医療財団 理事長相談役 天本 宏による講義と質疑応答を行いました。

講義では、「生き方、老い方、逝き方」について我が事として捉え、考え、学び、選択することについてお話しいたしました。自らの意志「リビングウイル」を残し、地域社会は「本人の意思を尊重」することが大切です。

「生命」には肉体的生命・精神的生命・社会的生命・文化的生命と多様性があり、人それぞれ最も大切にする価値観は異なります。日々の生き方で「老い」にも個人差が生じ、健康寿命を延ばすことが重要です。健康寿命に向けて、フレイル(虚弱体質)対策や認知症予防・早期発見も有効です。

認知症・高齢者は環境により影響を受けやすいので、高齢者自身が生活習慣の見直しや社会参加に努めるとともに、地域住民による見守りや安心して暮らせる街づくりなども必要です。

ヨーロッパと日本では地域社会における「死」の考え方が異なります。ヨーロッパでは、住み慣れた地域での生活の継続、本人の意思決定の尊重、残存能力の活用という福祉三原則があります。日本では寝たきり・植物人間状態であっても生かされ続けてきました。一方ヨーロッパでは口から食べられなくなったら飲食はどうするか、意識レベルが低迷したら延命するのか、など本人の意思を尊重したケアがなされています。

日本でも超高齢社会における『新たな価値観の創造』が必要です。人生の終末期対応を全員で考え、話し合い、自身で選択できる地域社会・文化をつくっていくことが大切だとお話しいたしました。

アンケートでは「これからの余生を有意義に過ごすためにどうすれば良いかよくわかりました。」「まさに今お聞きしたい内容でした。『自分で決める。そのために知見・情報取得につとめる』ことを心掛けていきたいと思います。」「生きていくのに必要なこと、考えておくことが学べた。地域のネットワークを強化する必要があることが学べた。」などのご意見を頂戴しました。

ご参加された皆さん、ありがとうございました。

※もっと元気が出る講座とは…あいセーフティネットが市民の方向けに行なっている、健康に関する講座や、住み慣れた地域で最期まで暮らしていくにはどうすればよいかなどを講義する講座。